そのツールスクラッパー、必要ですか? 【てっちゃん】
そのツールスクラッパー、必要ですか?


てっちゃんです。
突然ですが皆さんはツールスクラッパー使ってますか?
採用理由聞かれたら答えられますか?

入れてないと不安だからとりあえず?
みんな入れてるから何となしに?
仮想敵の大きなお守りの対策?
スケボー剥がして嫌がらせのため?

今回は初心者〜中級者の方やデッキを組むのが苦手!という方向けになります。
いつもコピーデッキを使っていたり、何となくデッキを組んでいたりして、
採用理由を聞かれてもわからないよ〜という人は必見です!
ツールスクラッパーを例にして、デッキの組み方でも特にピンのカード採用について、書いていきます。

Step1 とりあえず無しで組んでみる
Step2 使いたいタイミングを決める
Step3 使う方法を決める
Step4 実際に意識して対戦してみる

僕はいつも大体こんな感じでピンのカードを採用するか決めてます。
好きなカードだからできれば使いたいという場合や、ある程度デッキ作りに慣れてきたという人はStep1は飛ばしても問題ないかと思います。


Step1とりあえず無しで組んでみる

デッキを組んでみたけど、うまく回らずに事故って負けが多いという人は
このStepが抜けていることが多いと思います。
おそらくツールスクラッパーはあなたのデッキのコンセプトに必須ってわけではないと思います。
多分、あれば便利なカードって立ち位置ですよね。
デッキが回るようになり「くそー!ツールスクラッパー入れてたら勝てたのに〜!」と感じてから枠を探して入れれば良いと思います。
結局回らないと勝てないし、楽しくないですからね。


Step2使いたいタイミングをきめる

これがいわゆる採用理由ってやつです。
Step1で見つけた、ツールスクラッパーを採用していたら勝てた試合というのを
かき集めたら、それがそのまま採用理由になります。
少し慣れてきて、強いポケモンや使用率の高いポケモンが分かってくると、
(俗に言う環境を理解するってやつです)Step1を飛ばして、
デッキを組んだ時点で必要かどうかわかる場合もあります。
ツールスクラッパーを特に”大きなお守りを落とすため”として使用する場合を例に見ていきます。

例① ツールスクラッパーが必要なケース
三神ザシアンVSピカゼク

ピカゼクはHP240で鋼抵抗-20です。
ザシアンは230の攻撃をGX技で+30します。

つまり、三神ザシアンはちょうどピカゼクがワンパンできます。
ですがピカゼクは大抵の場合大きなお守りを採用していますので、
ツールスクラッパーが無いと一撃では倒せません。
三神ザシアンを使っているプレイヤーは、環境にピカゼクが多いと判断する場合ツールスクラッパーを採用するべきだと言えるでしょう。

例② ツールスクラッパーが不要なケース
三神ザシアンVSストリンダーVMAX

ストリンダーVMAXのHPは320なので大きなお守りをつけていても
つけていなくても2回の攻撃で倒すことができます。
ストリンダーとの対戦を考える場合ツールスクラッパーは不要と言えるでしょう。

このようにいろんなケースを1つ1つ考えていきます。
ツールスクラッパーやリセットスタンプ 、
混沌のうねりなどの相手に依存する効果を持つカードは、
どんな相手に有効かしっかり見極める必要があります。
環境がわかっているときは事前にイメージして考えますが、
環境がよくわからないという時はStep1を通して考えてみればいいと思います。
ツールスクラッパーの場合大きなお守りだけでなく、
エスケープボードや風船をトラッシュするのも重要な役割なので
実際にはそちらも考える必要があり、やや複雑です。


Step3使う方法を考える

さて、ここまで来ると自分のデッキでツールスクラッパーを使って勝つ
ビジョンがなんとなく見えてきたと思います。
しかし、まだ採用を確定するのは早いです。
当然ですが手札に持ってきて初めて効果を発揮しますから、
ツールスクラッパーを持ってくる手段が必要です。
「わざわざツールスクラッパー入れてるのに引けなかった」
「肝心なときに来ねーんだよなぁ」
当たり前です。1枚しか入れてないんですから、引きやすくする工夫がないといけません。

① 確定でサーチする
デンジやメイを入れているデッキでは気軽にピン差しができます。
持ってきたいときにグッズを自由に持ってこれること自体ピカゼクの強みの一つと言えます。
しかしデンジは雷タイプ以外では採用できませんし、メイも強力ですが相性の合うデッキは限られています。

② 無理やりドローする
博士とデデンネを組み合わせれば13枚もドローできるので悪くない確率です。
ただ、これらのカードは手札をトラッシュするため、序盤に引いてしまったツールスクラッパーを使用せずトラッシュしてしまうことがある点には注意が必要です。
トラッシュはヤレユータン使うことで軽減することができます。

③山札を削るカードを採用する
ルガゾロにピン差しのカードが多かったのは圧縮しやすいからです。

④徳を積む
これが一番汎用性が高くかつ確実です。
僕はこれだけでWCSに出れました。
というのは冗談ですが、思い切って”引けない場合を諦める”というのも重要です。
カードゲームですから、運に左右される面は確実にあります。
引けないから入れないではピン差しは始まりません。
1枚枠をさくのに見合うリターンがあると判断するなら
「3回に1回くらいうまく決まればいいなぁ」という上振れギミックがあってもいいと思います。
安定させるためにサポートを1枚増やすか、勝ち筋を広げるためにピン差しを増やすか天秤にかけて考えます。

Step4実際に意識して対戦してみる

「そんな便利な天秤はそなわってません」?
そんなのは僕も同じです。
このブログを前から読んで下さってる方は気付いてるかもですが
僕も判断に大きく偏りがあって安定やスピードを重視しすぎる節があります。
フィールドブロアーやリセットスタンプはほぼ使ったことないに等しいです。
最近はいろんな戦い方のデッキを組むよう心がけてますがなかなか治りません。
現時点で正確な天秤を持ってる人なんてほんの一握りの有名プレイヤーくらいだと思います。
天秤にかけてみてそれが正しかったかどうかを実際に試してみて、
少し調整してまた対戦して、多くのプレイヤーはこの繰り返しです。
この繰り返しでデッキもプレイヤーの感覚も成長していくんだと僕は考えてます。
同じ採用という選択に至ったとしても、それが間違いだったとしても、
脳死で採用している人と自分なりに考えて採用した人とでは成長の度合いが違うはずです。


長くなりましたがどうだったでしょうか?
初心者の方には少し難しい内容もあったかもですがデッキを組む手助けとなれば幸いです。
60枚デッキ、1枚1枚採用理由が説明できるぞ というレベルになれば
あとは練習あるのみです。

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